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Ruby インストール・実行編

Rubyには優秀なリファレンスマニュアル http://www.ruby-lang.org/ja/documentation/ が存在するので、これを読めばRubyを使いこなすことができます(この見解は TA 谷村個人のものであり、他の TA の見解とは異なるかもしれません)。
しかし、これは量が大変多い上にある程度プログラミングができる人を対象に書かれているので初学者には不親切かもしれません。この文章の基本編には、初学者を対象として必要最小限の使い方を書いておきます。 
特に、東大では前期教養で開講される「情報科学」で利用される言語であるため、受講生の中には最低限使える方も多いと思います。そのような方はいきなりリファレンスマニュアルを読んで更なるスキルを目指すのもよいですし、発展編やその他の教程、または別の言語に挑戦するのもよいでしょう。

インストール
UbuntuなどのDebian系のOSを扱う場合、Rubyのインストールは簡単にできます。
端末(ターミナル)を開いて以下のコマンドを実行するだけです。
$ sudo apt-get install ruby
この方法ですと、apt-get に導入されているもののうち最新版の Ruby が入ります。
インストールしおわったら、ターミナルで次のコマンドを打ってみましょう。
$ ruby -v
インストールに成功していれば、例えば次のように出てくると思います。(この実行結果は Mac OS X で得ました。環境によって結果は異なります)
ruby 2.3.1p112 (2016-04-26 revision 54768) [x86_64-darwin15]
大事なのは ruby の後に出てくる数字です。これはバージョンを表しています。
2016 年現在、バージョン 1.8 や 1.9 ですとさすがに古いです。2.0 以上あることを確認してください。
実習資料集のソースコードの中には 2.0 以上を前提としているものがあります。
これで準備は完了です。次のステップで実際に使ってみましょう。

実行
前のステップで irb と ruby という2つのプログラムをインストールしました。これらはどちらも Ruby の処理系ですが、irbは対話型と呼ばれる処理系になっています。

まず、irbの使い方から見てみましょう。次のコマンドを入力してみてください。
$ irb
すると、次のような文字列が表示されて、その右にカーソルが合うと思います。
irb(main):001:0>
これが出てきたら、 > の後に続けて次のように打ち込んでみましょう。
print "Hello, world." 
すると、端末は次のようになるはずです。
irb(main):001:0> print "Hello, world."
Hello, world.=> nil
irb(main):002:0 >
この2行目が命令に対する出力にあたります。irbの環境から出たいときは Ctrl + D (または環境によっては Ctrl + C ) を入力しましょう。

次に、ruby の使い方です。こちらはまず、ソースファイルを作成する必要があります。
テキストエディタで helloworld.rb というファイルを作成して、次の文字列を打ち込んで保存しましょう。
puts "Hello, world."
そして、そのままそのフォルダ内で次のコマンドを実行してみてください。
$ ruby helloworld.rb
すると、次のような出力がされると思います。
Hello, world.

以上が、RubyにおけるHelloworldの2通りの実行方法です。

コメント
Rubyのソースコードでは、# から改行までの部分は全て実行時に無視されます。
irb(main):001:0> print "Hello, world." # この部分は無視される。
Hello, world.=> nil
この機能は一緒にプログラミングをしている人や未来の自分がソースコードを読む場合にわかりやすいように説明を加えるために用いられます。
# という記号には、コメント以外の用途もあります。

Ruby Gems
Ruby には Ruby Gems という便利なライブラリ集があり、熱狂的な Ruby ファンたちが日夜新たな Ruby ライブラリをアップロードしています。
gem 本体をインストールしておくと、gem を使ってライブラリをとても簡単にインストールすることができます。
便利なので、gem 本体をインストールしておきましょう。(この実習資料では天気予報編でのみ使用します)
gem をインストールするには、端末に次のコマンドを入力すれば OK です。
$ sudo apt-get install gem
Ruby Gems には例えば次のようなパッケージがあります。これらを用いて何かをしたいけどきっかけがないという皆さんは、是非とも計算数学IIを履修してください。お待ちしております。
  • Ruby on Rails
    • Webアプリケーション開発のための有名なパッケージです。Webアプリケーションの開発をより短いコードで簡単にできるように工夫が凝らされています。計算数学 I・II 出席システムもこれを用いて作っています。
  • Twitter
    • RubyでTwitterクライアントを作るパッケージです。TwitterのAPIにはOAuth認証を突破しなければならず、プログラミング初心者〜中級者にはよい経験になると思います。(大したことはありません)
  • pry
    • irbの豪華版です。数値やクラスの色分けだけでなくTab補完までできてしまうスグレモノです。

ネットワーク関係のエラーが出た場合はこちら

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