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PCハードウェア点検(2016年版)

コンピュータを構成する部品たち

コンピュータは、計算を行う機械であり、数多くの部品から構成されています。今回の講義では、まず初めに手元にあるコンピュータのふたを開け、それぞれの部品についてどのような配置になっているか確認をしてみましょう。

準備

今回は、左右のテーブルにある二台のパソコンそれぞれについて点検作業を行います。この文章では、2015年度組み立てのパソコン(上面にedu**aと印字)を a、2013年度組み立てのパソコン(edu**b)を b と呼び区別しています。

  1. シャットダウンしておきます。
  2. 主電源を切ります。(aは電源コードを抜きます。bは背面のスイッチを〇側に倒します。やり方がわからなければTAを呼んでください。)
  3. ケースの裏側を見て、全てのケーブルを外します。どのケーブルがどこにつながっていたか、記録しておいてください。

ケース背面

ケース背面には、多数の小さな穴の付いた部分があります。これはケースファンの排気口です。また、電源ケーブル、ネットワークケーブル、モニタ出力ケーブルなど、いくつかのケーブル出力のプラグも背面に備え付けられていることが確認できるはずです。

ケースを開けるためには、下の画像で赤い円でマークされた部分の2つのネジを取り外した後、カバーを外します。ケースは薄い鉄板でできているので、指を切ったり、カバーを曲げたりしないように注意してください。

a
b
 

 

電源ユニット

電源ユニットはコンピュータに動力を伝える大切な部品です。コンセントから届く電圧を個々の部品の規格に合わせて変換し、供給する役割を担っています。

a
b
 
 
 


マザーボード

コンピュータは後に紹介する多数の部品から構成されています。これらの部品はマザーボードと呼ばれる基板を介して接続されています。下の写真の赤枠で囲った部分がマザーボードです。

上で紹介した電源ユニットから出た太いケーブルがマザーボードに繋がっていることが確認できるでしょう。また、マザーボードに直接接続されている部品やケーブルが多数あることも確認できるはずです。

マザーボードの取り扱いで気をつけなければならないのは、みだりに手で基板の部分に触れないことです。

a
b
 
 


CPU・CPUファン

コンピュータの計算能力の中枢を担うのは、CPU(Central Processing Unit / 中央演算処理装置)です。

CPUは数ある部品の中でも最も高熱を発する部品の一つであり、熱が溜まることによる誤作動を防ぐために、多くの場合、放熱用の金属板(ヒートシンク)とファンが付けられています。

下の写真の赤枠で囲まれた部分を実際に観察してみましょう。大きなファンとその下にヒートシンクが見えます。これがCPUの冷却機構であり、CPU自体はヒートシンクの真下にマザーボードに直接乗る形で接続されています。

a
b
 
 


メモリ

下の画像の赤枠に囲まれた部分に注目してみましょう。マザーボードに対して垂直に、細長いウェハース状の板が複数刺さっているのが分かります。これがメモリと呼ばれる主記憶装置です。

メモリはプログラムを用いて様々な処理を行う際に、一時的に使用する記憶装置です。メモリは次に紹介するSSDと比較して、高速にデータの書き込み、読み取りを行うことができますが、そのデータはコンピュータの電源を停止させると同時に消えてしまいます。

a
b
 
 
 
SSD

計算数学実習用PCでは、補助記憶装置としてSSD (Solid State Drive) を採用しています。
 
SSD は、フラッシュメモリを使用したドライブであり、HDD に比べ消費電力が低く、発熱が少なく耐衝撃性に優れ、小型で、動作音も発生しません。
 
aマシンにはmSATA接続の小型なSSDを、bマシンにはSATA接続のSSDと、PCI Express接続の高速なSSDを採用しています。

a
b 
 
 

ビデオカード

マザーボードに垂直に刺さっていて、ケース後方にプラグが出ている部品がビデオカードです。ビデオカードはコンピュータの画面の情報をモニタに出力する機能を持っています。

映像情報を処理するための特別な演算装置として、CPU に似た GPU (Graphics Processing Unit) と呼ばれる装置が組み込まれています。昨今の GPU は年々、性能が向上し、たとえば、グラフィックソフトや3Dゲームなどの高負荷なグラフィック処理や、CPUに代わって単精度浮動小数点演算を高速に行えるものが普及しています。

a
b
 
 
 
点検

ねじやケーブルのゆるみ、部品のがたつきがないことを確かめてください。
ケースの底にほこりがたまっていたら清掃します。もし万一こげたような跡や匂いがあったら、すぐにTAを呼んでください。

 
片付け
 
以上で点検作業は終了です。以下の手順のとおり、コンピュータを元の状態に戻してください。
  1. ケースを元の位置に戻し、再びネジを締めます。ネジは手で奥まで締め込みましょう。
  2. ケース背面に配線されていたケーブルを元の位置に差し込みます。特にディスプレイからのケーブルを繋ぎ間違えないように注意しましょう。
  3. (bのみ)背面の電源スイッチを-側に倒して主電源を入れましょう。
 
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